島田飴まつりまであと69日

ABOUT

  • 島田飴とは
  • 江戸時代より代々飴職人の手で受け継がれてきた島田飴は、婚礼の際の伝統的な日本髪「文金高島田」の髷をかたどった、吉岡宿伝統の飴細工です。日本髪の美しさを、飴の熱いうちに延びるしなやかな曲線で表現し、髷の元結には紅白の水引飾りをあしらい、両手のひらをいっぱいにつかい、末広がりにおおきくゆたかに、髷の意匠を表現しています。
  • 飴に秘められた良縁の物語
  • 「昔むかし、とある歳の暮れ十四日、神主様が村を通りかかると、白酒屋横丁から、高島田に結った美しい花嫁さんがあらわれました。神主様はこの花嫁さんをいたく見染められ、恋慕の情たえがたく、悶々の日々は幾日も続き、まもなく病を患ってしまいました。それを心配した村人たちは相寄り話し合い、島田の髷をかたどった飴をこしらえ、八幡様へ奉納申し上げ、ご慰問したところ、神主様はこの飴をたいそうお気に召し、薬ともなく愛用したところ、たちまち病は快癒しました。神主様は、村人たちのまごころにこころうたれ、毎年歳の暮れ十四日を吉日として、縁結びのまつりを催すこととなりました。」
  • ご利益をいただくためのお作法
  • 八幡様へお参りのうえ、めでたくお求めいただきました後は、ご自宅の神棚か、お茶の間の目立つところにお飾りいただき、年内は一日一度、良縁祈願の願掛けをお願いいたします。

    年明け松の内に、家族団欒の席で、また新年会など気の合う仲間同士で、鏡割りの要領で割って、少しずつお召し上がりください。また、お砂糖代わりとして、お料理やお菓子づくりにお役立てください。

    化粧箱などは、どんと祭のお焚き上げに奉納いただいても良し。道具入れとしてご愛顧頂いても、なお結構でございます。

    繊細な飴細工ですので、温度や湿気、衝撃により型くずれがおこることもございますが、御利益に全く変わりはございませんので、どうぞご安心ください。